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【新製品レビュー】CHAOYANG H-498 TLR WOVEN 700×28C
高耐久 × 高グリップの万能レーシングタイヤ
近年ロードバイク用タイヤの進化が著しい中、CHAOYANG が送り出すハイエンドモデル H-498 TLR WOVEN は、グリップ・耐久性・扱いやすさを高いレベルで両立した注目の一本です。

本記事では、実走300km以上のテスト結果をもとに、
・装着性
・乗り味
・コーナリング性能
・耐久性
をレビューします。
概要|ハイエンドとなる位置づけの TLR WOVEN
H-498 WOVEN は CHAOYANG のロードレーシングシリーズに属するモデルで、その中でも TLR(チューブレスレディ)仕様の WOVENはハイエンドの位置づけです。
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SILICA-MAXX コンパウンド採用
→ 高いグリップと転がりの軽さを両立 -
B to B 全面補強ケーシング構造
→ タイヤ全面(トレッド〜サイド)がケブラーシート(DINO SKIN)で強固に保護されており、異物貫通耐性に加えてサイドカット耐性も高い -
軽量性
→ 28Cで実測 295g。チューブレスレディ&耐パンク強化モデルとしては軽量級
装着性|想像よりも扱いやすい
開封時はケーシングが硬めで「組み付け大変そう」と感じましたが、実際には非常にスムーズ。
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・作業用グローブ着用で レバーなしでも装着可能(※リム相性・技量に依存)
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・フロアポンプでビード一発上がり
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・シーラントはパナレーサー Seal Smart EX を使用
→ 初期馴染み後はエア保持性が非常に良好で軽量ブチルチューブ並み。
装着後の実測幅は 29mm(フックレスリム内幅23mm)。
現代的なワイドリムと相性が良い印象です。

実走テスト(300km+)|平地・峠・短距離グラベルで検証
テスター:身長 178㎝ / 体重 78kg / バイク重量8.5kg
空気圧:前 3.9 bar / 後 4.1 bar(フックレスリム使用)
乗り味|タイヤ剛性の高さを感じるソリッド感
乗り始めに感じたのはやや硬質なロードフィール。
他ブランドに例えるとコンチネンタルのようなソリッドな印象で、ヴィットリアのようなしなやか系とは対照的です。
ただし不快な硬さではなく、「振動収束は早いレーシングタイヤ的な張り感」。
なお100kmほど走るうちにケーシングが馴染み、ややマイルド方向へ変化しました。
さらに乗り込んでいくうちに当初よりも0.2barほど低めにセッティングして4bar弱で運用するようになってきました。
空気圧を落としてもケーシング剛性が高いためか腰砕け感がなく、リム打ちしてもパンクする気配がなかったため
概ね4bar弱で運用するのが具合良く感じます。ここは好みになるので細かく探っていくのを推奨します。
転がり|想像以上に軽快な走り
体感的には「思ったよりもよく転がる」。
極限の転がりを追求するタイプではありませんが、
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・全面補強ケーシングを採用していながら軽快
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・巡航速度も維持しやすい
と、実走では十分なレベルです。
コーナリング性能|サイドのパターンは飾りじゃなかった!

H-498 の特に好きな部分がココ。
・グリップが強力で狙ったラインを正確にトレースできる
・低温ウェットなダウンヒルでも安定して曲がれる(雨上がりの気温一桁の山間部ダウンヒルで実感)
SILICA-MAXX コンパウンド+高剛性ケーシングの組み合わせが絶妙で、ライン取りの精度が高い。
・ショルダーパターンが“接地フィードバック”になる
ショルダー部のカーボン調パターンがバイクを倒し込んで接地すると、接地感を感じにくい平滑なアスファルトあるいはコンクリートの上でも
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・「ザラッ」とした接地感
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・特徴的な走行音
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・グリップ限界に近づくとパターン由来のロードノイズが分かりやすく増える
というフィードバックが得られます。
まるで “ここが限界だ”とタイヤが教えてくれる ような特性です。
ただ、路面が荒かったり風切り音が強いとかき消されるので注意しましょう。
耐久性|短距離グラベル走行も問題なしの強さ
耐久テストとして 4〜5kmのグラベルを強度高めで走行。
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・トレッドに傷なし
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・サイドカットなし
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・リム打ち数回でも無傷
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・300km以上走行しても カット痕ゼロ
全面補強ケーシングのみならずトレッド自体も耐カット性が高いことが実感できました。
ロード用でありながら多少のグラベルであれば安心して走れる耐久性があります。
総評|“耐久性 × グリップ × 安心感”を兼ねた万能レーシングタイヤ
H-498 TLR WOVEN の魅力を一言でまとめるなら――
「耐久性を持たせながらもレーシング性能を損なわない万能性」
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・レース
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・ロングツーリング
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・ブルベ
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・通勤などトラブルを避けたい用途
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・荒れた路面の多いルート
どれに使っても破綻しない“懐の深さ”が際立ちます。
タイヤの全面をケブラー層で覆うというエンデュランス系タイヤに近い強固な作りにもかかわらず、軽量かつハイグリップという組み合わせは、他ブランドにもあまりない独自ポジションです。
個人的には30C以上の太さでより低圧にして乗り心地と路面追従性を上げて様々な路面を攻めてみたいですね。
スペックまとめ
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重量:295g(実測・28C)
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TPI:120TPI
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サイズ展開:25 / 28 / 30 / 32C
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価格:オープン(市場想定価格 7,500〜8,500円程度)
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国内デリバリー予定:2026年2月(28Cのみ2月2日デリバリー開始)
おわりに|こんな人におすすめ
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・様々な状況で信頼できるタイヤが欲しい
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・ロングライドやブルベでトラブルを避けたい
- ・コーナリングの“接地感”にこだわりたい
H-498 TLR WOVENは、ただのコストパフォーマンスに優れたタイヤではなく、総合性能で選べる本格派モデルです。
レーシングタイヤとして軽快感とエンデュランス性能を併せ持つタイヤとして良い選択肢の一つになるでしょう。
なお、頑丈な60tpiケーシングに変更しコンパウンドも耐摩耗性を重視したSILCA-TRAININGを採用したチューブドモデル 「H-498 TUBED WOVEN」も発売中です。
余談:CHAOYANG の語源と意味
CHAOYANG(朝阳 / 朝陽)= 朝の太陽(朝日)
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“朝(chāo)”= あさ(morning)
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“阳 / 陽(yáng)”= 太陽、日光(sun)
したがって “朝阳(朝陽)” は「朝日」「のぼる太陽」 を指します。
中国ではとても縁起の良い言葉で、「新しい始まり」「活力」「未来への明るさ」といったイメージがあります。
タイヤブランド CHAOYANG も、中国最大級のゴム・タイヤメーカー《ZC Rubber》の主力ブランドで、
“日の出のように力強く成長するブランド”
といった意味を込めて「朝陽」と名付けられています。

(なおこれは夕陽です)






