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サポート選手レポート

【海外遠征レポート】CHAOYANGタイヤがサポートしている平林選手から北米遠征レポートが届きました!

昨年より CHAOYANGタイヤを使用してレースに挑んでいる
平林安里選手から北米遠征のレポートが届きました!

World Cup Snowshoe(スノーシュー)

開催地: アメリカ ウェストバージニア州
開催日:2023年9月30~10月1日
カテゴリー:エリート
リザルト:XCO 73位

▼大会リザルトはこちら 
2023 RESULTS: UCI XCO WORLD CUP SNOWSHOE XCO MEN ELITE 
https://ucimtbworldseries.com/results/raceCategory/uci-xco-world-cup-snowshoe-xco-finals-men-elite

天候:晴れ 
気温:22℃
路面状況:ドライ

Bike:SCOTT SPARK RC World Cup Evo
Component:SRAM XX1 AXS Wheel:Syncros Silverton 1.0s

フロントタイヤ:CHAOYANG PHANTOM SPEED TR 2.2 1. 20bar
リアタイヤ:CHAOYANG  PHANTOM SPEED TR 2.2 1. 35bar


遠征出発まで、白馬岩岳のレースで感じたペダリングの課題をクリアにするためクランク長を変更するなど改善を行いながらの参戦。
今回のワールドカップ会場であるスノーシューは湿った路面や木の根が点在するナチュラルトレイル的なセクションをこなしつつ、ダブルトラックでハイスピードな区間もあるレイアウトで、スキルとパワーの両立を求められるコース。
試走初日はウェット区間が多くタイヤの選択もPhantom WETでしたが、濡れた木の根はタイヤブロックよりも面圧で捉えた方が良さそうに感じ、Phantom SPEEDに変えたところ、とても良いリズムで走れるようになりました。
レースは74番からのスタートでしたが、今までになくスムーズに車列に乗ることができ少し驚きました。



4周目後半に背筋が攣ってしまうまで良いペースで走ることができました。
4月の北米遠征でライディングポジションの間違いに気付き、修正しつつもまだ何かが違い、シーズン前半は試行錯誤の中でしたが、今回のワールドカップでバイクセッティングに間違いがないこと、今取り組んでいる走りの方向性に間違いがないことが確認できました。


World Cup Mont-Saint-Anne(モント サンタンヌ)

開催地: カナダ ケベック州
開催日:2023年10月7~8日
カテゴリー:エリート
リザルト:XCO 70位

▼2023 RESULTS: UCI XCO WORLD CUP MONT-SAINTE-ANNE XCO MEN ELITE リザルト
https://ucimtbworldseries.com/results/raceCategory/uci-xco-world-cup-mont-sainte-anne-xco-finals-men-elite

天候:曇り
気温:12℃
路面状況:ウェット

Bike:SCOTT SPARK RC World Cup Evo
Component:SRAM XX1 AXS
Wheel:Syncros Silverton 1.0s

前タイヤ:CHAOYANG PHANTOM WET TR 2.2 1. 35bar
後ろタイヤ:CHAOYANG  PHANTOM WET TR 2.2 1. 35bar


Snowshoe大会で掴んだ感覚をさらに強化できるよう、カナダ到着後から走り込みを開始。
天気予報によると大会当日は雨とのこと。
乾いていてもテクニカルな上りや、滑りやすい下りが多く、雨が降った場合はとても厳しいコースになることが予想できた為、ウェットタイヤに集中してトレーニングを行いました。


Race Day
レース当日は夜半すぎから雨脚が強まり、コースはたっぷりと水を吸い込んだ状態に。
アンダー23クラスからレースが始まり、15時30分のエリート男子スタート時には緩んだ土がたっぷりと溜まり、岩の上にも土が擦り込まれたかなり滑りやすいコンディションとなっていました。
ス タートナンバーは71番。 スタートループの上りではウェットタイヤの調子も良く、流れに乗りました。
しかし下りのキャニオンジャンプで渋滞のライン にのってしまい一気に後方に下がってしまいました。 その後挽回しようと焦りが出てしまい、下りでのリズムが一気に狂ってしまいました。

本来はスムーズに繋げたかったセクションで落車と滑落を連発してしまい、乗りたかったグループから離されて単独走行を強いられ、結果前週と同じ2Lapでレースを終える事となりました。

今回はテクニカルな下りで差を縮めようと考えていましたが、想像以上に滑りやすい路面に冷静に対応できなかったのが逆に遅れを大きくする原因となってしまいました。

前週とは逆に上りの方は背筋も攣らず良いリズムで登れていたので残念でした。

今シーズンは2019年シーズン以来、スイス、オーストリア、アメリカ、カナダのワールドカップ4戦に出場しましたが、こちらに来て、見て、感じることがたくさんあり、コロナや怪我で停滞している間に世界は大きく進んでいるのを目の当たりにしました。

6月のヨーロッパラウンドでバイクセッティングやタイヤ選択を修正し、それが今回の臨んだ北米ラウンドでは周りと遜色ないよく走るバイクのパッケ ージに仕上げてこれたことが確認できました。
やはりこちらに来ないとわからなかった情報がたくさんあり、ワールドカップの現場に来て情報収集もでき本当に良かったと思います。
あとは明確になったフィジカルの足りない部分を重点的に強化して、来シーズンはもう一段高いレベルでワールドカップを戦いたいと思います。

今月の10月22日に行われる修善寺JAPAN CUP、10月29日のインドア ジマウンテンバイク選手権に向けて強化をしていきたいと思います。
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